Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちょうにんげんエックスごう

超人間X号

海野 十三

Leggi 超人間X号 (ちょうにんげんエックスごう) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.025 caratteri · 178 schermate

Aozora Bunko

恐ろしい疑い

が……。

「では、あすの準備はよろしくたのむ」

「承知しました」

「それでは寝てよろしい」

「お休みなさい」

機械人間はピョコリと腰をかがめて一礼すると、扉を開けて、廊下へ出て行った。

「さあ、寝る前に、いっぺん、サルにあいさつをしておこうか」

博士は、ぶきみな笑いを、唇のあたりに浮かべると、実験室の壁の前に立って片手を高くあげ、大声で叫んだ。

「ひらけ、ゴマ!」

これはどうしたことだろう、何もなかった白壁には、ポカリと畳一畳ぐらいの大きな穴があいたではないか。博士のからだは、音もなくその穴の中へと、吸いこまれて行った。

「とじよ。ゴマ!」

中から聞こえる声とともに、壁の穴は、また音もなく、もとのようにとじてしまったのであった。

恐ろしい疑い

一方、五人の少年は、望遠装置にうつった、博士の恐ろしい姿に、すっかりおどろいてしまったのである。

「戸山君、いったい博士はどうしたのだろうね。どんな悪者のために、あんな目にあわされているのか知れないが、みんなで助けに行こうじゃないか」

「うん……」

そういいながらも、戸山君は、望遠装置からはなれようとはしなかった。

「戸山君、どうしたんだい。