Classici giapponesi con furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Leggi 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 151.147 caratteri · 298 schermate
その適例は『古今妖魅考』に、「下総国香取郡万歳の後山へ、村の者ども五人連れ立って木こりに行きけるに、少しかたえなる山の端に、常のよりは汚気に見ゆる鵄一つ羽を休めいたり。それを見て中なる一人が、恐ろしげな山伏の立ちいたるという。しかるに、四人の者の目には鵄とのみ見ゆればいいあらそうに、彼一人のみ、まさしく山伏なる者をといいて、さらに四人の言を聞き入れず、云云」とあり。これ、全くその一人が妄覚、幻視を起こせしなり。古来の天狗談の中には、かかる妄覚に出でたるもの必ず多からん。
第二には、精神作用の専制、すなわち一方に専注するによりて、妄覚よりさらに一歩を進め幻境に入ることあり。今日民間に見るところの、天狗憑きのごときこれなり。例えば、ある寺の小僧が和尚の叱責をこうむりて、夕刻家より追い出だされ、自ら行く所を知らず。野外に出でて彷徨せる間に、忽然天狗の来たるに会し、これとともに高山に遊び、諸所を跋渉して家に帰れりという。これ、苦心の余り精神の異状を呼び起こし、自ら真に諸方を遊歴せるがごとく夢見したるなり。(下略)
余の天狗の起源説は大略かくのごとくである。