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Classici giapponesi con furigana

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めいしんかい

迷信解

井上 円了

Leggi 迷信解 (めいしんかい) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 48.601 caratteri · 96 schermate

Aozora Bunko

かつ、火は変化の媒介となるまでにて、決して火そのものより土を生ずる道理はない。されば、火生土というは不都合の説である。また金生水の説明のごときは、愚の極みといってよろしい。水生木の説明に木は水によりて生長するというならば、木は日光(火)により土地によりて生長するによりて、水生木と同時に、火生木とも土生木ともいうことを得る道理じゃ。かくのごとく、相生、相剋の説が不道理を極めたるものなれば、これを人に配合して生剋を見、吉凶を判ずるの不都合なることはもちろん、これを信ずるものは実に愚もまたはなはだしといわねばならぬ。ことに今日にては、天地万物の元素は木火土金水にあらざることは、理化学の実験によりて明らかである。しかるに、これを五行となんらの関係なき年月に配合し、方角に配合し、人の五体、五官等に配合するにおいては、古代の妄想というよりほかなく、これを信ずるの迷信たるはむろんのことである。

五行の妄説なること、すでにかくのごとしとすれば、世に男女の相性と称して、結婚のときに双方の生まれ歳を吟味するは愚の至りである。古来、民間にて「丙午の女は男を殺す」との諺があるが、その意は、丙は陽火に当たり、午は南方の火に当たるゆえに、火に火を加えたるものなれば、その力、男を殺すべき性質であると申すことじゃ。