Classici giapponesi con furigana
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きんぞくにんげん
金属人間
海野 十三
Leggi 金属人間 (きんぞくにんげん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 78.616 caratteri · 157 schermate
かねて博士は安全のために、こういうものが必要だと思い設計まではしておいたのであるが、「生きている金属」を作る研究の方をいそいだあまり、実物はまだ作っていなかった。その後、金属Qがあばれるようになって、博士はかくれて、この人工細胞破壊銃の製作に一生けんめい努力したのだ。そのけっか、きょうの事件に間にあったのだ。
が、今もいったように、博士の手許にわずかな隙ができたのだ。
「ええいッ」
とつぜん金属Qが身をひるがえして、前へとびだした。そしてかれは、博士の抱えていた破壊銃の銃先を、力いっぱい横にはらった。
「あッ」
と、博士が叫んだときは、もうおそかった。破壊銃は博士の腕をはなれて横にすっ飛び、旋盤の方をとび越して、その向うに立っていた配電盤にがちゃんとぶつかった。もちろん破壊銃は壊れた。ガラスの部分がこなごなになって、あたりにとび散った。
金属Qの始末
「なにをするッ」
と、針目博士が、どなる。
「銃はこわれた。こうなりゃ、こっちのものだぞ」
金属Qは、はんにゃのような形相になって、博士にとびついていった。
大乱闘になった。ものすごい死闘であった。金属Qの方が優勢になった。