Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Leggi 金属人間 (きんぞくにんげん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 78.616 caratteri · 157 schermate

Aozora Bunko

検事たちは、まだ二つのドアを開かねばならなかった。文字どおり必死で、ようやくドアを開いて、第一研究室へ出ることができた。一同の足は、そこでもとまらなかった。あきれ顔の人たちや他の警官の前をすりぬけて、一同は庭へころげ出た。

そしてほっと一息ついたおりしも、天地もくずれるような音がして、目の前にものすごい火柱が立った。第二研究室が、大爆発を起こしたのだった。なにゆえの爆発ぞ。針目博士はどうしたであろうか。

事件迷宮に入る

第二研究室の爆発のあと、針目博士のすがたを見た者がない。

爆発による被害は、さいわいにも第二研究室だけですんだ。それはまわりの壁が、ひじょうにつよかったせいで、爆発と同時に、すべてのものは弱い屋根をうちぬいて、高く天空へ吹きあげられ、となりの部屋へは、害がおよばなかったわけだ。

焼跡は一週間もかかって、いろいろ念入りにしらべられた。

だが、この室内にあったものは、すべてもとの形をとどめず、灰みたいなものと化していた。よほどすごい爆発を起こし、圧力も熱もかなり出たらしい。なにしろ鋼鉄の棒ひとつ残っていないありさまだった。

捜査は、とくに針目博士の安否に重点をおいておこなわれたが、前にのべたように博士のすがたは発見できなかった。