Classici giapponesi con furigana
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きんぞくにんげん
金属人間
海野 十三
Leggi 金属人間 (きんぞくにんげん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 78.616 caratteri · 157 schermate
この言葉は、ご参考になるでしょう」
「ふーむ。すると、あれは仕掛けあって動いているのではないという解釈なんだね」
「そうなんです、その五人の専門家の意見というのはね」
「じゃあ、なんの力で動くのか、解釈がつかないではないか。あの釜を動かしている力のみなもとは、いったいなんだ」
「それこそ金属Qですよ」
「金属Q?」
「針目博士が作った金属Qです。生きている金属Qです。生きているから動きもするし、宙がえりもする」
「はっはっはっ。きみは解釈にこまると、みんな金属Qの魔力にしてしまう。いくら原子力時代でも、そんなふしぎな金属Qが存在してたまるものか。またはじまったね。きみのおとぎばなしが」
「長戸さん。あなたはここへきて、さっきからあれほど、金属Qなるものの活動をごらんになっておきながら、まだその本尊を信じようとはせられないのですか」
「あれは一種の妖術だよ」
「では、誰が妖術を使っていると思われるのですか」
「それはあの燕尾服の男とその一統か、あるいは針目博士だ」
「針目博士ですって。あなたは博士がまだこの世に生きていると思っているんですね」
「いや、確信はない。しかし、もしも針目博士が生きていたら、この種の妖術を使うかもしれないと思うだけだ」