Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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さこく

鎖国

和辻 哲郎

Leggi 鎖国 (さこく) di 和辻 哲郎 (わつじてつろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 443.306 caratteri · 875 schermate

Aozora Bunko

七 大友宗麟の受洗

こういう信長の子らへの信頼が、信長の傲慢の埋め合わせになっていたのかも知れない。

とにかくワリニャーニにとっては、日本布教の前途は洋々たるものに見えた。「日本のキリスト教会は、ヤソ会の有する最も善きものの一つである。それはインド全体よりももっと価値がある。」これが彼の考であった。その彼が、堺から土佐を経由して九州に帰り、大友、有馬、大村など諸大名の使節を伴って長崎を出発したのは、翌一五八二年の二月二十日であった。その使節はセミナリヨの果実たる少年たちであったが、それによってワリニャーニは、日本人がいかなるものであるかをヨーロッパ人に見せようとしたのである。それは同時にヨーロッパがいかなるものであるかを日本人が知る緒ともなる筈であった。

七 大友宗麟の受洗

九州地方ではカブラルが渡来しトルレスが死んで以来の十年間に、大友、有馬、大村の諸領、及び平戸附近諸島、五島天草島などの既開拓地において、着実にキリスト教の地歩が堅められて行った。初めの間はさほど目ぼしい現象も起らなかったが、京都地方で急激な政情の変化があり、やがて信長の勝利とその宣教師庇護の態度とが明かとなってくるに従い、人目を聳たしめるような事件が続出するに至ったのである。