Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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さこく

鎖国

和辻 哲郎

Leggi 鎖国 (さこく) di 和辻 哲郎 (わつじてつろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 443.306 caratteri · 875 schermate

Aozora Bunko

八 ローマへの少年使節

四カ月かかって大体の建築が出来、屋根も葺き終り、内部の工事にかかった。その頃にワリニャーニは、ローマへの日本の使節をつれて長崎を出帆しようとしていたのである。それは、一五八二年の二月であった。

八 ローマへの少年使節

ワリニャーニがローマへ連れて行こうとしたのは、宗麟の姪の子であるドン・マンショ伊東祐益、大村純忠の甥で同時に有馬晴信のいとこに当るドン・ミカエル千々石清左衛門、この二人の親戚に当るドン・ジュリアン中浦、ドン・マルチノ原、及びこれらの少年の家庭教師の格で日本人イルマンのジョルジ・ロヨラ、の五人であった。これらは皆有馬のセミナリヨの果実なのである。

有馬のセミナリヨはワリニャーニが日本に来て先ず手をつけた仕事であった。何故に有馬が先ず彼によって取り上げられたかというと、彼は渡来早々有馬晴信の改宗に関与したからである。

大村純忠がキリシタンとなり、その領内の長崎がポルトガル船の寄港地として栄え始めた後にも、兄の有馬義貞は中々改宗しなかったが、しかしキリシタン大名としての純忠の不思議な強さを知るに従い、追々と気持が動いて行った。そうして遂に一五七六年四月、その家族と共に洗礼を受けた。