Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ずいひつ みやもとむさし

随筆 宮本武蔵

吉川 英治

Leggi 随筆 宮本武蔵 (ずいひつ みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 141.786 caratteri · 278 schermate

Aozora Bunko

武蔵は、父の晩年の子だといわれている。母は、播州の人で、別所林治という人のむすめであるが、武蔵を生んだ後、佐用郡の田住某に、再嫁したとも伝えられている。が、よく分っていない。

武蔵は、一たん、その母と共に、連れ子となって、再嫁先へ行ったが、また戻されたなどという口碑もあり、彼の幼少は、家庭的に、めぐまれていた風ではない。ひとりの姉のことも、明瞭でない。

彼の生年は、天正十二年三月。幼名は、弁之助。後に、武蔵を称し、政名、玄信などとも名乗った。号を、二天といい、晩年、二天道楽などと自署した物もある。

武技は、父に習ったとみてよい。ほかに師らしい人を経歴にもっていない。

荒巻神社の祭りに、太鼓を打つ二本のバチから発しる一音に感悟を得て、二刀を案出したというのは、土地にのこっている伝説である。

十三歳のとき、有馬喜兵衛という、新当流の武芸者と闘い、これに打勝ったということは、二天記、春山碑文、あらゆる信ずべき彼の小伝に書かれているが、詳細は分っていない。

彼を憐れむ僧庵の某が、事前に、彼をかばって、喜兵衛の怒りをなだめたが肯かれなかったという説もある。