Classici giapponesi con furigana
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ずいひつ みやもとむさし
随筆 宮本武蔵
吉川 英治
Leggi 随筆 宮本武蔵 (ずいひつ みやもとむさし) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 141.786 caratteri · 278 schermate
また尾張徳川家に伝わった「蘆葉達磨図」などもそうである。藩祖義直や、柳生兵庫などとも交渉のあった武蔵として、彼の画が、同家に伝わっていたことは、極めて自然なわけである。ところが、尾州家では、それをまったく、つまらない雑幅と一束にして、蔵帳の目録にも加えてなかったのを、帝大の滝清一博士が、明治末年、べつな調査目的で、同家の仆器を見に行ったとき、発見して「これは二天宮本武蔵ですから、もすこし丁重にしておかれたい」と、注意されたので、同家の者も、初めて武蔵との由緒を知り、にわかに貴重扱いにしだしたということであった。
重要文化財の「枯木鳴鵙図」すら、幕末ごろには、名もない古道具屋の店頭にさらされていた(このことについては、なお別項にしるす)程であるから、その余、一般の認識は、およそ察するに難くない。
だが、おもしろいことには、こういう流転や倉塵の不遇をつづけて来た名画が、揃いも揃って、一堂に展列され、天覧に供せられたことがある。
大正四年の東京帝国大学卒業式にあたって、陛下の行幸に、従来の例をやぶって、文科部出陳として、美術を、天覧に供すことになり、そのとき選定されたのが、