Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ずいひつ しほんたいへいき

随筆 私本太平記

吉川 英治

Leggi 随筆 私本太平記 (ずいひつ しほんたいへいき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 56.947 caratteri · 114 schermate

Aozora Bunko

とりわけ、自分が生れ育った所でもあるから、特にこれは申しておく」というもので、この一文で、ここが清子の生地であることが、一ばい確認されてくる。――そしてその清子は、この年、康永元年十二月二十三日に亡くなった。

果証院殿   贈二品 雪庭大禅定尼

ずいぶん長い法名だが、すでに征夷大将軍尊氏の母であり、尊氏の手で天龍寺や等持院も創建されていた。おそらく都の葬式は盛儀を極めたものだったろう。

ほかに、清子の鏡とか、尊氏の生ぶ毛だとか、肌着だとか、宝物めいた物も幾多並んでいたが、それらはみんなよろしくない。数十通の「安国寺文書」だけでこの寺の価値と由緒とは珍重するに充分である。

もっと見てゆきたいが、なにしろみんなお腹がペコペコだった。とりあえず持参の折弁当を一同でくりひろげる。そこへ綾部市から市の教育長で史談会の村上佑二氏が駆けつけて来、住持の吉田敬道氏夫妻も、何かとお世話に努めてくださる。まるでピクニック気分。

食後、村上氏や吉田住職にみちびかれて、清子、尊氏、妻の登子、そう三名の分骨がおさまっている山陰の位牌堂へ行く――一見、健吉さんが「書斎にいいなあ」