Classici giapponesi con furigana
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
Leggi 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) di 永井 荷風 (ながいかふう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.414 caratteri · 289 schermate
よく辛抱したでしょう。自分ながら感心だと思う位なのよ。その時分、今に自由な身になったらその時は思う存分な事をして、若い時の取返しをしようとそう思っていたのよ。だから、わたしの事をかわいそうだと思って同情してくれるのなら、少しくらい遊んで歩いてもそれは大目に見て頂戴。何ぼわたしが滅茶だって、今更重ちゃんをそっちのけにして外の男と一緒になろうなんてそんな事は夢にも考えたことはないわ。浮気は浮気で、本心から迷うなんてことは決してないわ。その証拠には彼の人も、それから彼の人も、みんな奥さんのある人じゃないの。どうの、こうのと後が面倒になるような人とは、重ちゃんが家にいるようになってから、一度だって遊び歩いたことはないでしょう。重ちゃんさえ安心してくれれば、わたしはどんな証文でも書いて見せるわ。」
重吉は種子の語ったことを冷静に考えて見た時、始て自分は淫蕩な妾上りの女に金で買われている男妾も同様なものである事に心づいた。女の言う所を言換えて見れば、お前さんは学生上りで悪気がないから、それでわたしは安心して同棲をしている。他の男はお前さんとはちがって世馴れているから、わたしの財産に目をつけないとも限らない。