Classici giapponesi con furigana
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ゆきやなぎ
雪柳
泉 鏡花
Leggi 雪柳 (ゆきやなぎ) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 45.054 caratteri · 90 schermate
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淵が瀬にしろ、流にしろ、そのお妹ご、とお聞きになると、何となく色気があります。ところがどうして、胡麻塩の三分刈、私より八つばかりも年上の媼さんだから、お察しを願いたい。
――五日以前、暮方です。膳に向った、電燈を点けようという処へ、電話が掛って、家内が取次に出て、……「小山でございます、はい、あなたは、はあ、雪の家さん。」どうも雪の家という響き、何、響くほどの広さじゃない。あの手狭ですから、直ぐそこに、馬鹿な……受話器に向ったものの顔も白いように聞えて優しい名だな、と思いますと、はいはい、と受けていましたっけ。
――おわすれかも知れません、二十四五年前に、お目に、かかったきりですが、間淵の妹です。間淵は昨年なくなりました。けれど自分で一度お目にかかりたいと思いながら、ついうかがいそびれておりましたところ、このごろ、そちこち、新聞などで、名前を、写真を、見受けますし、ところも分りましたからちょっとお目にかかりたい。「そういって……二の橋の、きこえたでしょう、おつな名の待合から。」笑いながら、「大分、婆さんの声、お菜と一緒に、お生憎。」……「分った、分った、断ってもらおう。