Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ゆき

雪

楠田 匡介

Leggi 雪 (ゆき) di 楠田 匡介 (くすだきょうすけ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 24.792 caratteri · 50 schermate

Aozora Bunko

一点をボールトで扉に固着し、上から框のL字形の留め金に落ちる様になっていた。それは軽く動き、留め金に落ちるとカーンと冴えた美しい音がした。

「早川って、評判は恐ろしく悪い男ですが、これで見ると相当、趣味の豊かな男だったんですね」

警部は、検事や署長の説明を聞きながら、詳細に部屋の中を調べて、こういった。

窓のすき間は、防寒のため目張りされストーブの四寸煙突は、外部に出るまで途中二回曲っていた。

「これじゃ、鼠でさえ通れませんね。ストーブだってこの通り、たき口にかけ金が、かかっていたのだからね」と久保田検事も苦笑しながらいった。

田名網警部は一つの椅子に、じっと沈みながら自分の考えをまとめにかかった。

この蟻もはいでるすきのない室内に、死体のあった場合。

(1)自殺又は過失死が考えられる。だが自分の後頭部をなぐりつけることは出来ない。過失死とするとあの重量の兇器では相当高さを必要とする。それは天井が余り低すぎる。

(2)犯人が部屋に入らないで惨劇を行ったとしたら。あのデレッキでは、他から飛道具のように使用することは出来ない。機械装置である一定の時間が来たら電気をバネで、または外から操作してそれを激動させる場合があるが、それには余りに空間がなさすぎるのでは。