Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

うんなんしゅびへい

雲南守備兵

木村 荘十

Leggi 雲南守備兵 (うんなんしゅびへい) di 木村 荘十 (きむらそうじゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.859 caratteri · 76 schermate

Aozora Bunko

孫軍曹が、皿の料理を貪り食う弟から聞いた鉱山の噂では、勿論、そうした組織だったことは分らなかった。

しかし、彼は弟から、少年坑夫は、その僅かな賃銀の中から、会社の売店で売る法外に高い雑貨を買わせられたり、甚しいのは監督とぐるで鉱山へ入り込む商人から阿片を売りつけられたりして、金など持っている少年は殆んど無いが、英国人の技師長は、途方もない金をとって、将軍と同じように威張っていると説明されて、大体鉱山の様子を察してしまった。

それにしても、雲南省は如何に阿芙蓉の産地で阿片が安いとは云え十歳前後の子供が阿片の中毒患者だとは何事だろう。

春生の語るところによると、監視達の機嫌をとる為に阿片を買う少年達は、仕舞には肉体の苦しさや、疾患の痛みをまぎらす為に、だんだん阿片に親しんで、短い生涯を阿片のために生きているようになるのだという。

十万の少年奴隷を苛む、酷使、栄養不良、疾病、砒素、阿片、銃殺……しかも、天下にこれを救おうとする者は一人も居ない。

孫軍曹は、惨めな弟の姿に、十万の少年奴隷の運命を見た。

“これでも、世の中に、天道などというものがあるのだろうか。