Classici giapponesi con furigana
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あおいくさ
青い草
小川 未明
Leggi 青い草 (あおいくさ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3244 caratteri · 7 schermate
」と、お母さんはいいました。
「そうすれば、僕、田舎の学校へ上がるの。」と、義坊が、ききました。
「おまえも田舎の子になるのよ。山へいったり、野原をかけまわったりして、きっとじょうぶになりますよ。とし子は、もうあと二年ですから、卒業したらお裁縫でも習えばいいと思います。」
父親はだまって考えていたが、
「できるなら、子供たちをこのまま、こちらで勉強さしてやりたいものだな。」といいました。
「あなた、それができるようなら、これに越したことがありませんけれど、そのお体でこの先どうしてやっていけますか?」
母親は、自分になんの力もないのを、面目なく思ったのです。
「なに、私にだってすこし考えがある。」
父親はさびしく笑いながら、二人の子供のいる方を向いて、
「おまえたちは、お母さんの田舎へ帰ったほうがいいか、それとも、こちらで、いくら不自由をしても暮らしたほうがいいか、どちらがいいかな?」とききました。
もうまったくの子供ではなく、いくらかもののわかるとし子は、この際いかに負けぬ気であっても、それはむだなことと思いました。それよりか、お母さんのおっしゃるように田舎へ帰って、自分はどんな手助けでもするから、一家のものが、無事に暮らしていけることを願ったのでした。