Classici giapponesi con furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
親鸞聖人の「任受はいかにあせっても、もがいて逃げることのできない仏の慈悲に」任せたのです。彼にあっては打ち克ちがたき運命は彼によきものでした。そこに彼の宗教的意識が感謝に満つることができました。またその任受の生活はさまざまな、人間の積極的な努力をも、また苦痛や悲哀をも、ゆたかに含みうると思います。私は深い豊富な、そして確かな任受の心持ちの、完成した世界観を実感として持つことのできることを理想としています。昔から聖者と呼ばるるほどの人は、そこまで達しられたのではありますまいか。私たちもけっして力を落としますまい。
私は、とはいえ、毎日心のなかに何の幸福もなく、味気ない苦しい暮らし方をいたしているのですよ、私は、どうしても私の家のなかに安住することができません。正夫さんにも申したことですが私はしみじみと出家のねがいを感じます。愛の生活と家族関係とは両立できないと思います。このように抽象的にいってはわかりますまいが、私は親に対する子の悲哀を痛切に感じます。私は愛に徹するためにも親とも隣人の関係に立たねばならないと思います。私などはそのほうがかえって親を愛しよいのです。