Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
私はキリスト教の宿罪の思想に非常に興味を感じます。私らの生まれながらの罪を救済するための罪なきものの贖罪としての十字架が、真に愛のシンボルであるとも思います。与えるばかりの愛の、これほど大きな計画はないと思います。聖書は戯曲としても最大の問題を取扱ってるかと思います。それが空想であるか、実在であるかを決めるのは私らの放擲、憑依、転換――内面から迫られた一種の冒険でなければならないかと思います。ファンタジーとレアリテートの間に私は主観的ならぬ区別はないかと思います。私はルナンのヤソ伝を読んでいます。そしてキリストは大なる空想家であったといってるのに注意しました。近代の青年はあまりに空想が小さい。
なにしろ私は、宗教的気分の醗酵のなかに暮らしています。そして不幸な地位に忍耐して勉強しています。夜は実に淋しくなります。蘆が生えた池州や舟の乗り捨てられたすがた、湿潤な雲の流れる空、私はなつかしい燈火の下でアウグスチヌスのいう Liebe ohne Leidenschaft というようなものを感じつつひとり書物を読みます。私は教会へ行くほかはいっさい町へ出ません。