Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
それはもし病院のほうが免職になってはならないと私が心配したからでした。そして「今日帰る」と電報を打たせにやりました。しかるにお絹さんは「明日帰る」と打電して帰りました。それで一日のびました。同じ一日過ごすなら糸崎よりも福山に行こうといって福山に参りました。翌朝今朝はどうしても帰れといってまた電報を打たせにやりました。しかるに彼女はまた「あすかえる」と行って帰りました。そして「どうしても別れたくない。も一日そばにおらしてくれ」といって泣くばかりでした。私もあわれにかわゆく思われて無理に帰らすこともできず、また一日延びました。このようにしてついに六日が過ぎました。そして六日目にお絹さんも決心して今日の午後には必ず広島に帰るといって食後二人でまた悲しいことばかり繰り返して語っているところへ、突然警察署から巡査が来ました。そして二人は福山警察署に連れて行かれました。
警察署に行ってみると、尾道から私の叔父が来ていました。あとで事情を聞けば、お絹さんは私が庄原から一燈園に行くという手紙を出してから、常に病院で悲しそうな顔ばかりして、「私は死ぬ死ぬ」と朋輩の看護婦たちにいっていたそうです。