Classici giapponesi con furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
おちつきますまで謙さんに手紙がしみじみと書かれませんので、なにとぞこの手紙の旨を謙さんにお伝え下さいませ。
今日はこれで筆をおきます。(久保正夫氏宛 十二月四日。一燈園より)
聖者の子
御親切なお手紙をありがとうございました。お父さんはもはやお帰国なさいましたか、叔父さんが病篤き由さぞ御心配のこととお察し申します。何やかやであなたの心も不安でおちつかないでしょうね。しかしあなたは怒号せず叫泣せざる静かな悲苦と調和との心をもってそれらの思いのままにならぬ周囲に対して平和を保つように努めていられることと思っておいとしく尊く存じます。なにとぞ静かに大きくふくらむように成長していって下さい。私はあなたのために祈っています。私は一燈園で毎日よく働いて暮らしています。畑の仕事や洗濯や車曳きなどもいたします。昨夜はバケツを携げてお豆腐を買いに十町もある店まで行きました。そのような卑しい僕のようなことも心にうちより溢るるものがある時には悦んでできます。四、五日前には三条の河道屋というそばやに手伝いに行き、粗末な黒木綿の絆纏を着て朝から夜の七時まで働きました。