Classici giapponesi con furigana
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せいしゅんのいきのあと
青春の息の痕
倉田 百三
Leggi 青春の息の痕 (せいしゅんのいきのあと) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.338 caratteri · 254 schermate
私はアダムとエバとのごとく、夫婦しての交わりにてのピュアな、天使的な、スイートな境地にあこがれます。それで私は、この頃は「聖なる恋」というあこがれを持ち始めました。神の前にての、エゴイスチッシュならぬ、天使としてゲミュートを損ぜぬ、けれど性の要求を飽和させる恋というものを描かずにはいられません。もし私たちの魂が祝福されたる高き神来の純化に達するならば、肉体の交わりなくとも、性の要求の飽和に達することができるのではありますまいか。
私は失恋して以来、いちずに女と恋とをなやみしてきました。けれどそれは私の一つの反抗的なファラシーであって、ハイウェーではなかったかもしれません。私は遠い深い性の要求を魂の底に感じます。神さまがもし私に、神のわせ給う女を送り給うならば、私は恋をしてはならないと思い決めまいと考え出しました。けれど私の願うごとき恋が、いつ現実に得られるか、私には何の手がかりもありません。
前の手紙には結婚のことを申して送りましたが、あなたもおっしゃいますように、結婚を手段とするのは、ことに女の人に対して不徳なことです。また結婚が、すべての虚栄心を亡ぼしもしますまい。