Classici giapponesi con furigana
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まぞう
魔像
林 不忘
Leggi 魔像 (まぞう) di 林 不忘 (はやしふぼう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 131.494 caratteri · 260 schermate
自然、源助町の道場は「喬之助討取事務所」の観をていして、何日にも亘って大掛りな会議が行われている。会議と言っても、いつもそう固く控えてばかりいられないし、それに、御大造酒先生をはじめ飲ける連中が揃っているので、早くいえば酒宴である。その酒宴の最中に、一夜、庭さきの暗がりから一本の矢文が飛来して……矢文、矢のさきに手紙が挾んである。開いてみると「明夜、残余の首頂戴に参堂、御用意あれ」――何とも不気味な、人を食った文言である。
次ぎの夜。すっかり支度を調え、一同刀を撫して待っているところへ、堂々と斬りこんで来た二人喬之助と魚心堂にお絃、それに喬之助弟琴二郎。喧嘩屋の見せ場である。喬之助と右近の影武者同士は例によって神出鬼没をきわめ、魚心堂はその唯一の武器である別誂えの釣竿を振り廻し、知らずのお絃ちゃんは男装している。しかも、喬之助や右近と同じ装束で、長い刀までひねくり廻しているんだから、ちょっと見ると喬之助が三人いる訳で、実にどうも紛わしいこと夥しい。大変な乱闘となったが、屋敷の内外に朝まで斬り結んだ。その夜、首になった番士は、十一番首飯能主馬、十二番首箭作彦十郎、十三番首池上新六郎……愛嬌者の保利庄左衛門は池へ潜って首を出したり引っこめたりして助かり、荒木陽一郎は、先祖又右衛門の名を辱しめること甚しいやつ