Classici giapponesi con furigana
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おうがいのおもいで
鴎外の思い出
小金井 喜美子
Leggi 鴎外の思い出 (おうがいのおもいで) di 小金井 喜美子 (こがねいきみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.675 caratteri · 254 schermate
根附は提物の根元に附けるために用いるので、昔の燧袋から巾著、印籠、煙草入の類を帯と腰との間を、吊す紐の端に取りつけたものです。『装剣奇賞』に、「佩垂の墜に用ゆ」とあります。
形彫根附といわれるのは、人物動物などを形のままに彫刻したもので、一番数が多いようです。饅頭根附といって、円形の扁平なものもあり、また吸殻あけといって、字のように煙草の吸殻をあけるために作られたものもあります。黒塗の印籠、または金蒔絵をしたり種々手の込んだ優美な品につける根附は、高尚な趣味のものでなければならず、吸殻あけなどは簡単な人が持つのでしょう。紙巻煙草が盛んになるまでは、職人、農人などは掌にあけて上手にころがして吸付けたものでした。
根附の材料は種々あるので、日本は良材が多いのですから、檜などよく使われましたが、その質が余り硬くないので、磨滅する虞れがあります。宅にある根附の中に、笠の上に何か動物のいるのがありましたが、すっかり減って形が分らぬ位になっていました。「これは珍しいから」と、大事にしていました。その道の人は減るのを慣れというそうで、これなどは慣れの甚しいのでしょう。