Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
こうちょうのなげき
黄鳥の嘆き
甲賀 三郎
Leggi 黄鳥の嘆き (こうちょうのなげき) di 甲賀 三郎 (こうがさぶろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 40.792 caratteri · 82 schermate
けンど、漸くのことで、南の新地で時々遊ぶらしい事を嗅ぎ出して、馴染の妓を尋ね当てゝ、客になってちょい/\呼びました。
和武の馴染の妓ちゅうのは、浜勇ちゅうてその頃はあまり流行らない顔だしたが、まン丸い愛嬌の滴るような可愛い妓だしてな、まア、役徳ちゅう奴で、中々私等の身分で新地で散財するちゅうような事はでける事っちゃおまへんが、費用はなんぼでも出るので、お大尽さんになって、茶屋遊びだす。けンど、根が私立探偵で、遊びが主でのうて、何か探り出そうちゅうのだすから、素性を悟られへんかと思うて、ヒヤ/\しながら遊んでるので、身にも何にもつかしまへん。一ぺん、本まに仕事を離れて、あんな遊びをして見たいと思うてます。
余談は置きまして、この浜勇ちゅう妓が、又中々口が固い。「あんた、えゝ人があるちゅうやないか」と探りを入れると、「あほらしい。そんなもん、あらへんし」と赤い顔もしまへん。「華族さんのお客さんがあるやろ」と訊くと、「ほら、うちかて芸者だす。適には華族はんも呼んで呉れはります」ちゅう返事で、一向埓が開きまへん。けンど、こゝで根掘り問うたら、けったいな人やと警戒されますから、辛抱せんならん、中々辛い事だす。