Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ああぎょくはいにはなうけて

ああ玉杯に花うけて

佐藤 紅緑

Leggi ああ玉杯に花うけて (ああぎょくはいにはなうけて) di 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 126.617 caratteri · 250 schermate

Aozora Bunko

足元はどうかというとみかんの皮や南京豆のから、あらゆる不潔物ではきだめのごとくみだれている。

かくのごとく無知で不行儀な客を相手にするのだから興行師もそれ相当に不親切をつくすことになる。

「こんなきたないはきだめによくがまんができるものだ」と光一は思った。

写真は西洋のもので、いやにきらきら針のような斑点が光って見えるおそろしく古いものであった、光一はだまってそれを眺めた。ひとりの男とひとりの女が現われて肩に手をふれあった。見物人は声を挙げて喝采した。光一は思わず目を閉じた。それはいやしくも潔白な人間が目に見るべからざる不純な醜悪な光景である。

「ばかやろう!」

見物人の拍手の音の中でわれがねのようにどなったものがある。

「毛唐のけだものめ、ひっこめ」

声は彰義隊であった、かれは光一のちょうど鼻先にじんどっていた。

「おい」と光一は肩をたたいた。

「おう」

彰義隊はふりかえった。

「きてるのか」

「うむ、きみが忠告するはずだったが、おれはどうしてもあいつをぶんなぐらなきゃ腹の虫がおさまらないからやってきた」

「待ってくれよ、ね、決議にそむいちゃいかんよ」

「いや、おれはなぐる、忠告なんて手ぬるいことではだめだ、あれを見い、毛唐人は犬やねこのようなまねをしてそれが愛だというんだ、おれはそれが気に食わねえ、日本の写真はそのまね