Classici giapponesi con furigana
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いたずらこぞうにっき
いたずら小僧日記
佐々木 邦
Leggi いたずら小僧日記 (いたずらこぞうにっき) di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.226 caratteri · 128 schermate
その証拠には此子を何んな目に遭わせても可いと言った。忠公も仲間になって、暫時遊んでいたが、終には彼奴が悪い事を発起した。
菊ちゃんに洗礼を授けてやろう、君が牧師になれと言うのだ。乃公も賛成だが、又泣くと困るから一応意向を探って見ると、洗礼を志望している。それで忠公と二人で河へ連れて行った。
乃公はハンケチに水を湿して、父と子と聖霊の名に依って、三度頭から水を掛けてやった。すると忠公は何処まで悪い奴だか知れない。頭だけじゃ救われない、浸礼教会なんかじゃ水の中へ潜らせると言い出した。其も左様だと思う。折角洗礼を授けてやっても救われなくちゃ何にもならない。菊ちゃんは泣き出したけれども、忠公と二人がかりで、帯で縛って、三度河の中へ浸けてやった。
彼んな良い着物を着ているから悪いんだ。それに言う事を聞かないで暴れたものだから余計に水を飲んだようだ。風邪なんかひいてくれと頼みもしないのに、真正に困る子だ。乃公は其晩お父さんに鞭で散々に打たれた。
菊ちゃんのお蔭で空気銃は買えなくなる。遠眼鏡は破約になる。背中は未だぴりぴりする。真正に非道い目にあった。それで忠公は少しも叱られやしない。