Classici giapponesi con furigana
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おばけずきのいわれしょうしょうとしょじょさく
おばけずきのいわれ少々と処女作
泉 鏡花
Leggi おばけずきのいわれ少々と処女作 (おばけずきのいわれしょうしょうとしょじょさく) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 4676 caratteri · 10 schermate
それが絵ごとそっくり田舎の北国新聞に出ている。即ち僕が「冠弥左衛門」を書いたのは、この前年(二十六年)であるから、ちょうど一年振りで、二度の勤めをしている訳である。
そこでしばらく立って読んで見ていると、校正の間違いなども大分あるようだから、旁々ここに二度の勤めをするこの小説の由来も聞いてみたし、といって、まだ新聞社に出入ったことがないので、一向に様子もわからず、遠慮がち臆病がちに社に入って見ると、どこの受付でも、恐い顔のおじさんが控えているが、ここにも紋切形のおじさんが、何の用だ、と例の紋切形を並べる。その時僕は恐る恐る、実は今御掲載中の小説は私の書いたものでありますが、校正などに間違いもあるし、かねて少し訂正したいと思っていた処もありますから、何の報酬も望む所ではありませんが、一度原稿を見せて戴く訳には行きませんか、こう持ちかけた。実は内々これを縁に、新聞社の仕事でもないかと思わざるにしもあらずであった。ところがその返事は意外にも、「あの小説は京都の日の出から直接に取引をしたものであれば、他に少しも関係はありません」と剣もほろろに挨拶をされて、悄然新聞社の門を出たことがある。