Classici giapponesi con furigana
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おさかなじょし
お魚女史
Leggi お魚女史 (おさかなじょし) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9457 caratteri · 19 schermate
アラ、イケネエ、シマッタ、などゝ、慌しく取りみだしながら、喋りまくるのは、第一に弁吉の悪口である。
弁吉は毎週三日ぐらいずつお魚女史を訪問しているのである。そのツイデに、稀に私を訪ねて女房とムダ話をして行くのだが、そんなことはオクビにも出さない。
「弁吉はアツカマシイのよ。ヨーカンおくれよウ。カステラくれろよウ。旦那が来てる時でも、平気なんですよウ。オタノシミだねえ、ハハハア、なんて、ニヤニヤ三時間も腰を上げないんですよウ。あんな子、イヤだわねエ。オ弁当もって来て、ウチでオヒルたべて行くのよウ。先生のウチへ原稿をサイソクに来ていることになってんだけど、行ったってムダだからネエ、こゝに遊んでる方がノンキでいゝやア、社へ行ってねエ、先生ンとこで三時間ネバって来たんだって威張るんだア、みんな同情してくれらア、アハハア、すまないなア、なーんてネエ。でも、先生、そんなのウソよウ。ねえ、先生。私の顔が見たいのよウ。わかってらア。ネーエ、セーンセ」
そんな話のうちは、まだ良かったが、ある日、いったん別れたあとで、追っかけてきて、
「先生、どちらへ、ゴ散歩ウ? 私も一しょに行きますわよウ。