Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごんごろがね

ごんごろ鐘

新美 南吉

Leggi ごんごろ鐘 (ごんごろがね) di Niimi Nankichi (新美 南吉) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8707 caratteri · 18 schermate

Aozora Bunko

僕らはびっこをひきひき深谷までゆき、お爺さんをかえして来た。

夕御飯のとき、きょうのことを話したら、お父さんが、それはよいことをした、とおっしゃった。

「ん、そういえば、あのごんごろ鐘は深谷のあたりでつくられたのだ。いまでもあの辺りに鐘鋳谷という名の残っている小さい谷があるが、そこで、鋳たということだ。その頃の若いもんたちは、三日三晩、たたらという大きなふいごを足で踏んで、銅をとかす火をおこしたもんだそうだ。」

それでは、あのお爺さんもまたごんごろ鐘と深いつながりがあったわけだ。

僕は又してもおもい出した、吉彦さんが鐘をつくとき言った言葉を――「西の谷も東の谷も、北の谷も南の谷も鳴るぞ。ほれ、あそこの村もここの村も鳴るぞ。」

ちょうどそのとき、ラジオのニュースで、きょうも我が荒鷲が敵の○○飛行場を猛爆して多大の戦果を収めたことを報じた。

僕の眼には、爆撃機の腹から、ばらばらと落ちてゆく黒い爆弾のすがたがうつった。

「ごんごろ鐘もあの爆弾になるんだねえ。あの古ぼけた鐘が、むくりむくりとした、ぴかぴかひかった、新しい爆弾になるんだね。」

と僕がいうと、休暇で帰って来ている兄さんが、