Classici giapponesi con furigana
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それから
それから
Leggi それから di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 172.794 caratteri · 347 schermate
「昨夕は何時御帰りでした。つい疲れちまって、仮寐をしていたものだから、些とも気が付きませんでした。――寐ている所を御覧になったんですか、先生も随分人が悪いな。全体何時頃なんです、御帰りになったのは。それまで何所へ行っていらしった」と平生の調子で苦もなく饒舌立てた。代助は真面目で、
「君、すっかり片付まで居てくれたんでしょうね」と聞いた。
「ええ、すっかり片付けちまいました。その代り、どうも骨が折れましたぜ。何しろ、我々の引越と違って、大きな物が色々あるんだから。奥さんが座敷の真中へ立って、茫然、こう周囲を見回していた様子ったら、――随分可笑なもんでした」
「少し身体の具合が悪いんだからね」
「どうもそうらしいですね。色が何だか可くないと思った。平岡さんとは大違いだ。あの人の体格は好いですね。昨夕一所に湯に入って驚ろいた」
代助はやがて書斎へ帰って、手紙を二三本書いた。一本は朝鮮の統監府に居る友人宛で、先達て送ってくれた高麗焼の礼状である。一本は仏蘭西に居る姉婿宛で、タナグラの安いのを見付けてくれという依頼である。
昼過散歩の出掛けに、門野の室を覗いたら又引繰り返って、ぐうぐう寐ていた。