Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ちょうせんぶなとうつくしいこばこ

ちょうせんぶなと美しい小箱

小川 未明

Leggi ちょうせんぶなと美しい小箱 (ちょうせんぶなとうつくしいこばこ) di 小川 未明 (おがわみめい) in giapponese con furigana. JLPT N4. Tocca una parola per il significato.

N4 · base · kanji e kana moderni · 2506 caratteri · 5 schermate

Aozora Bunko

正吉くんは、はじめて小田くんの家へあそびにいって、ちょうせんぶなを見せてもらったので、たいそうめずらしく思いました。

「君、この魚はどこに売っていたの?」

「このあいだ、おじいさんが売りにきたのを買ったのだよ。」と、小田くんはいいました。

「こんどきたら、ぼくも買おうかな。」と、正吉くんは、あかずに、ちょうせんぶなのダンスをするのをながめていました。

「それよか君、あしたいっしょに魚つりにいこうね。」と、小田くんはいいました。

「ぼく待っているから、君、さそってくれたまえ。」

「ああ、お昼すぎになったら、じきにいくからね。」

二人は、こうおやくそくをして、正吉くんはやがてお家へかえっていきました。途中に大きなかしの木がありました。その下で、金魚売りのおじいさんが休んでいました。

「あのおじいさんではないかしら。」と、正吉くんは思いました。

ちかづいて、たずねました。

「おじいさん、ちょうせんぶなあるの?」

たばこを吸っていたおじいさんはにこにこしながら、

「ええ、ありますよ。」と、答えました。

「いくらですか?」

「三匹十銭におまけしておきますよ。」と、おじいさんはいいました。