Classici giapponesi con furigana
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なりひらこぞう
なりひら小僧
山中 貞雄
Leggi なりひら小僧 (なりひらこぞう) di 山中 貞雄 (やまなかさだお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 9049 caratteri · 19 schermate
(F・O)
○=(F・I)大きな門前
羽織袴の徳兵衛刀箱を持って門内へ入る。急速に、
(F・O)
叩き出された徳兵衛だ。例の刀は余ッぽどなまくらと見えてグニャーと曲って居る。
T「此の気狂い野郎!」
と門番に罵られて訳の分らん徳兵衛である。
(F・O)
○=(F・I)なりひらの宅
なりひらに、さんぴん山左、ましらの半次が待って居る処へ左膳とお小夜が帰って来た。そーら三百両と投げ出した。長火鉢の前でニヤニヤ笑って居るなりひら小僧。
(F・O)
T「なりひら小僧とその一党はこんな調子のチョイと嬉しいお泥棒です」
○=同じなりひらの宅
さんぴん山左が立ち上った。なりひらが、
T「山左何処へ行く?」
山左が笑って、
T「彼女ん処へ」
で二ツ目左膳がチエッと言った。なりひらが左膳に、
T「左膳は女に縁が無い喃」
と言われて左膳少々ムッとした。
T「縁があるか無いか」
と言って立ち上った。
(F・O)
○=(F・I)境内
易者の前へ立った左膳である。易者が、
T「この世の中にたった一人」
「エッ」と左膳。易者が、
T「貴殿を死ぬ程恋する女性が居る」
左膳が、
T「一人で結構」
と言って、
T「美人だろうなその女」