Classici giapponesi con furigana
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ぼたもち
ぼたもち
三好 十郎
Leggi ぼたもち di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.324 caratteri · 31 schermate
喜十 ……へい。
森山 このシが又、この調子で言うべき事も言つてくれねえので、なおのこと事が行きづまるんでやす。どうして、こう口をきかねえんだか、ことに腹あ立てたとなると、まるでへえ、石つころになつちまうだから。なあ、喜十さんよ?
喜十 へい。
森山 へい、か。どうも、へえ――
りき はは、なあに、おらが口きかせて見べえ、やい喜十!
喜十 へい。
りき お前、そんで、金五郎が憎いか?
喜十 憎くは無え。憎くは無えが――(と、老農夫に間々ある黙狂と言つたふうの、タドタドしい、すこし辻つまの合わぬような調子で)死ぬよりつらいんでやす、ばさま。そんで、このまゝで行きや、じようぶ、死ぬのは、わかりきつているんじやから。
りき 死ぬと? おのしがか?
喜十 俺なら、まだえゝよ。タンボだ。
りき ハツキリ言え。タンボが死ぬと?
喜十 そんだ。水口、一寸二寸とへずられてよ、水が切れりやタンボは死ぬだねえかよ。
りき 水口をへずるのか?……そんで、それを、金五郎がへずるのか?
喜十 現場あ見たこと無え。けんど、俺が築いときや、夜のうちに、又あ、鍬でもつて、へずりやがら。又築くと、又へずる。