Classici giapponesi con furigana
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みさごのすし
みさごの鮨
泉 鏡花
Leggi みさごの鮨 (みさごのすし) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 23.198 caratteri · 47 schermate
「君は、誰を斬るつもりかね。」
「うむ、汝から先に……当前じゃい。うむ、放せ、口惜いわい。」
「迷惑をするじゃあないか。旅の客が湯治場の芸妓を呼んで遊んだが、それがどうした。」
「汝、俺の店まで、呼出しに、汝、逢曳にうせおって、姦通め。」
「血迷うな、誤解はどうでも構わないが、君は卑劣だよ。……使った金子に世の中が行詰って、自分で死ぬのは、間違いにしろ、勝手だが、死ぬのに一人死ねないで、未練にも相手の女を道づれにしようとして附絡うのは卑劣じゃあないか。――投出す生命に女の連を拵えようとするしみったれさはどうだ。出した祝儀に、利息を取るよりけちな男だ。君、可愛い女と一所に居る時は、蚤が一つ余計に女にたかっても、ああ、おれの身をかわりに吸え、可哀想だと思うが情だ。涼しい時に虫が鳴いても、かぜを引くなよ、寝冷をするなと念じてやるのが男じゃないか。――自分で死ぬほど、要らぬ生命を持っているなら、おなじ苦労をした女の、寿命のさきへ、鼻毛をよって、継足をしてやるが可い。このうつくしい、優しい女を殺そうとは何事だ。これ聞け。俺も、こんな口を利いたって、ちっとも偉い男ではない。