Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ろまんどうろう

ろまん灯籠

太宰 治

Leggi ろまん灯籠 (ろまんどうろう) di Dazai Osamu (太宰 治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.222 caratteri · 74 schermate

Aozora Bunko

じょきり、じょきり、惜しげも無く切って、それから髪の毛を結び合せ、長い一本の綱を作りました。それは太陽のもとで最も美しい綱でした。窓の縁にその端を固く結えて、自分はその美しい金の綱を伝って、するする下へ降りて行きました。

「ラプンツェル。」王子は小声で呟いて、ただ、うっとりと見惚れていました。

地上に降り立ったラプンツェルは、急に気弱くなって、何も言えず、ただそっと王子の手の上に、自分の白い手をかさねました。

「ラプンツェル、こんどは私が君を助ける番だ。いや一生、君を助けさせておくれ。」王子は、もはや二十歳です。とても、たのもしげに見えました。ラプンツェルは、幽かに笑って首肯きました。

二人は、森を抜け出し、婆さんの気づかぬうちにと急ぎに急いで荒野を横切り、目出度く無事にお城にたどりつく事が出来たのです。お城では二人を、大喜びで迎えました。」

末弟が苦心の揚句、やっとここまで書いて、それから、たいへん不機嫌になった。失敗である。これでは、何も物語の発端にならない。おしまいまで、自分ひとりで書いてしまった。またしても兄や、姉たちに笑われるのは火を見るよりも明らかである。