Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
イグアノドンのうた
イグアノドンの唄
中谷 宇吉郎
Leggi イグアノドンの唄 (イグアノドンのうた) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 10.469 caratteri · 21 schermate
「これが断崖だよ。低いところで千尺、高いところは三千尺もある。真直につき立った岩壁でずっと囲まれているんで、この崖の上は、外の世界からすっかり切り離されているんだ。だからこういうところに、古代の生物が生き残っていても、誰も知らなかったわけだよ。もっともこの断崖へ行くまでが、たいへんなんだ。これがアマゾン河の上流で、ここだって普通の船は行かないところなんだ。これからこの支流を小さい丸木舟でのぼって行くんだが、もちろん普通の人間は誰も行ったことのないところさ。それでもこの辺までは、まだ人食人種がところどころにいてね、道など一本もない恐ろしい密林の奥から、首切りの祭の太鼓の音が、かすかに聞えて来ることもあったのさ。しかしこの細くなっているところね、これから先は、カヌーも行けなくなるんで、みんなで荷物をせおって歩いて行ったんだよ。もうここまで来ると、人食人種だっていなくなって、人間なんて、全然いないところになっちゃうのさ。ほら此処に印をつけてあるだろう。此処で初めてプテロダクティルを見たんだよ。プテロダクティルって、翼のある竜なんだ。戦闘機くらいもあるかな」