Classici giapponesi con furigana
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ガラマサどん
ガラマサどん
佐々木 邦
Leggi ガラマサどん di 佐々木 邦 (ささきくに) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 99.079 caratteri · 202 schermate
「素人芸は皆然うさ。至らないところを補って聴いているから、精力の持ち出しになる。君」
「何ですか?」
「好い法がある。伝授しようか?」
「何うぞ願います」
「耳へ綿を詰めて行くんだ」
「さあ。他の用事の時、聞えないと困ります」
「用意していて、イヨ/\始まる時に、便所へ立って詰めて来れば宜い」
「成程」
「こんなことを僕が教えたと言っちゃ困るぜ」
「大丈夫です」
「実は僕の方の連中は宴会の時、皆実行しているんだ」
「はゝあ」
「専売特許さ。真似をされちゃ困る」
と臼井さんは伝授の件から急に声を潜めて、柳下君に聞えないように計らった。
「流石は機械課ですな」
「ハッハヽヽヽ」
「ハッハヽヽヽ」
「何ですか?」
と柳下君が首を伸して訊いた。
「秘密々々」
と臼井さんは相手にしない。
「熊野さん、何ですか?」
「冗談ですよ」
「教えて下さい」
「さあ。困りましたな」
「決して喋りません」
と柳下君は益※(二の字点、1-2-22)好奇心を唆られる。
「それじゃ後から」
「何うぞ」
「いけないよ、熊野君。洩らされると、僕は課のものに申訳がない」
と臼井さんはそれも然うだったかも知れない。
この二人は一般同僚の態度を代表している。