Classici giapponesi con furigana
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スウィスにっき
スウィス日記
辻村 伊助
Leggi スウィス日記 (スウィスにっき) di 辻村 伊助 (つじむらいすけ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 216.275 caratteri · 410 schermate
云う。名刺はと聞くと、後程上りますと申して帰りまして御座いますと答える。誰だか見当がつかない、どんな人だ、男か女かって問いただす。えへ……その男の方で、ええ年寄りで……まではわかったが、それから先が、分かるようなポルティエではない。何れ大した用事ではあるまい、ことによると写真屋のニクレス老人かも知れない、そう云えば会員証に貼り付ける、名刺形の写真が必要だ、思いだしたから早速出かける、訪ねたのは老爺ではない、どうして急がしくって、そんなに早くはとてもなんて、いやに急がしがってる奴を、無理に頼み込んで、明日の午後四時までに出来上る約束をした。
時にガイドだが、私は初めから、此の冬ユンクフラウとメョンヒへ登った、シュトイリを連れてゆくつもりで、まだ交渉はしていないが、グリンデルワルトで逢ってから、定める筈にしていた、ところが、グルンダー君に聞いて見ると、奴は達者だが、少々離れ業をやるんで、どうも安全と云う点から考えると……なんて、余り賛成はしてくれない、いろいろ相談したが、丁度カナダから帰って来てるフォイツ Eduard Feuz というのが、人間もしっかりしてるし、ロッキーでファースト・アッセントもやってるし、あれなら確かだという話になった、そこでグルンダー君の店に、呼んで貰うことにして置いた。