Classici giapponesi con furigana
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ネオンよこちょうさつじんじけん
ネオン横丁殺人事件
海野 十三
Leggi ネオン横丁殺人事件 (ネオンよこちょうさつじんじけん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.095 caratteri · 26 schermate
帆村は、薄暗い灯影で見た男も背が高かったのを思い出した。
「では、あなたはこんなものを御存知ありませんか」
そういって此処の入口で拾ったライターを掌の上にのせて、おみねの前にさしだした。
「あッ、それは――」それを一と目みたとき今まで明るかったおみねの顔色が、さッと蒼くなり全身に軽い痙攣までがおこったのだった。
2
「このライターは誰のです?」帆村荘六は、おみねが驚駭にうちふるえている前に、このカフェ・アルゴンの入口で拾ったライターをさし示した。
「……い、一平のでしょう」と、おみね。
「なに一平のライターだって」大江山警部は身体を前へのり出した。
「おみねさん、君が先刻返事をしてくれなかったことがあったね。この二つの寝床の一つは君が寝ていたが、今一つには誰が寝ていたか。それはナンバー・ワンの女給ゆかりの布団なんだろうが、入ってたのは別人だった。いいかね。この帆村君は、さっき四時前に、ここから長身の男が逃げてゆくのを発見したんだ。つづいてライターをこの家のうちで拾った。すると、こっちの布団(と、一方の寝床を指しながら)には、その背の高い、そのライターの持ち主が寝ていたのだ。