Classici giapponesi con furigana
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ピムキン、でかした!
ピムキン、でかした!
宮本 百合子
Leggi ピムキン、でかした! di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 17.906 caratteri · 36 schermate
お婆さん、石鹸おつかいな。
馬鹿こくな! お母の腹で石鹸つこうたかよう
お爺さん、歯ブラシおつかいよ。
うるさい孫め! その歯があるなら
ク、苦労すやしめえ!
と唄うと、みんな笑った。
――ペーチャ、さ。
てのひらんなかへニーナがひまわりの種をあけてくれた。
焚火の焔は揺れ、そのたんびにニーナの派手な橙色のスカートが明るく近づいたり、また遠のいたりして見えた。ピムキンは焚火のあっちで、今腹這いになっている。
四
集団農場ソヴェト大会で、ピムキンが、
――同志、議長! それは九十二パーセントではねえ、九十二パーセント二分だ。
と、第一列から教えるように播種面積報告の訂正をやった。怒ったように誰かが、
――静かにしろ!
と聴衆の中から叫んだ。が、赤い布をかけた細長いテーブルの前に立っていたイグナート・イグナートウィッチは、首のガクつく鈴をチチリ、チチリ、チチリ、と鳴らし、
――同志、集団農場員! そうだ。正しい。われわれのところで、この春の播種面積は予定地積の九十二パーセント二分あった。
ほほえみながらつけ加えた。
――どうか来年は、俺がもっと大きい数字を忘れるような成績でやっつけたいもんでねえか!