Classici giapponesi con furigana
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Leggi フレップ・トリップ di 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 145.698 caratteri · 293 schermate
「羅風さんは、そう神様神様とお仰いますか。」と、また一人が乗り出した。
「ええ、それはね、羅風君はカトリックの実に熱烈な信者だし、トラピストへも三、四年は籠っていましたし、しぜん神という言葉が詩に現れると思います。神を思うことは羅風君としての唯一不断の道ですからね。」
「じゃあ、酒を思うことは君の道かい。」と傍から。
「そうしてまた、庄亮の道かい。」
「あっはっは。」と、哄笑して、そうして軽く「まいったまいった。」と頭を動かした。
「だがね、羅風もよくいうよ。僕が天神山の眺望絶佳な高台に居を占めたのも、詩が出来るのも童謡を作ることも、女の子が生れた時に紫の鳩が来たことも、みんな神の恩寵が君の上にあるのだ、恵まれている。今度の旅行も神の導きだとね。これには僕もどぎまぎする。三木君がそう思ってくれることは有り難いのだが、僕はカトリックの信者じゃないのだからね。とにかく異端者としての僕にとっては一寸戸惑いされるんだ。これとよく似た話があるのだ。もう十年も前のことだ。麻布の玄米煎餅の路次裏で両親と同居していた時のことだよ。そうだ、ちょうど「白金の独楽」や「雲母集」