Classici giapponesi con furigana
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ボロやのしゅんじゅう
ボロ家の春秋
梅崎 春生
Leggi ボロ家の春秋 (ボロやのしゅんじゅう) di 梅崎 春生 (うめざきはるお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 129.411 caratteri · 263 schermate
「勉強出来ないだけじゃなく、台所や便所に行きたいと思っても、ウジャウジャ子供がいて、ろくに行けもしないじゃないか」
「じゃ、一体どうすればいいんだ」と僕も開き直りました。「画塾を止めろとでも言うのか」
「いや、きっぱり止めろとは言わないが――」と野呂は多少妥協の色を見せた。「僕に損害をかけた賠償として、上りの二割ぐらいは寄越してもよかろうじゃないか。僕だってその時間は全然つぶれてるんだ」
「君は自分の時間まで金に換算するのか」
「そうだよ。時は金なりと諺にもある。これが近代的合理精神というもんだ。大体君はわがまま過ぎるぞ。板の間は共同使用だという約束なのに、僕を無視して金儲けのために独占使用してるじゃないか。僕はほんとに君の身勝手には呆れ果てているんだ」
どちらが身勝手かと腹が立って、勝手にしろと怒鳴ってやりたかったのですが、もし呉れなきゃ真裸になって女生徒の前をウロウロするぞ、などと言い出してきた。自分の家で全裸になる分には、誰からもとがめられる筋合いはないとの言い分です。この男だったらやりかねないことだし、そうなれば生徒は皆次回から通って来なくなるでしょう。