Classici giapponesi con furigana
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せんきゅうひゃくにじゅうさんねんなつ
一九二三年夏
宮本 百合子
Leggi 一九二三年夏 (せんきゅうひゃくにじゅうさんねんなつ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7898 caratteri · 16 schermate
まるいけれども、まりのようにまんまるではありません。いきては居ますが、動くことは出来ません。私を転すことは誰にも出来ますが、立たせることや二つ重ねることはどうしても出来ません。」
母と英男との争い
母のまるでインテレクチュアルでない自分をよしとしてすてばちに押し通す強さ、醜き強さ。まるで理路の立たない烈しさで怒鳴るのをきくと、自分はピアノをひいて居ても指の下でなる音がちゃんときこえず、こんな喧しい調和のない雰囲気からさっさとにげ出したいとさえ思う。ある理想の下に、そこに達しようとして争うならよいけれども、徒に水かけ論で高声を発するのはたまらなし。
◎子を持った女のすてばちな全身的な発裂には参る。この点、生物学的にも、ヒューモラスにも考えられる。
○下島、皆に馬鹿にされ乍ら母の性格を理解して、寛大にして居る。――強いところのあるところなどを――。
一九二三年八月
福井。スーラーブを書いて居るとき。
九月の八朔一日が来る迄、福井では午ねをする。十二時すぎから、二時頃迄。
○憧憬
二時に、寺の空かんを叩くような、空虚な貧しげな鐘がなった。