Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
せんきゅうひゃくにじゅうごねんよりせんきゅうひゃくにじゅうしちねんいちがつまで
一九二五年より一九二七年一月まで
宮本 百合子
Leggi 一九二五年より一九二七年一月まで (せんきゅうひゃくにじゅうごねんよりせんきゅうひゃくにじゅうしちねんいちがつまで) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.338 caratteri · 31 schermate
「もち米を飯にたいて、それを、あたり棒か何かでつぶすのさ」
「臼でぶったたくんだね」
「あらいやだ臼だって。杵でしょう?」
「――杵でさ」
「おはぎはじゃあどういうんです」
「おはぎは、飯のまま握ってきなこやなんかでまぶしたのをおはぎというんさ」
「そうかね、やっぱりもち米でしょう?」
「みな殺しってえのは」
「餅さね」
「ハハハハ」
女の声
「ねえーさん、労働組合ってあるんだってね、それに入ると、毎月二十銭ずつだか会費をおさめるんですってね」
「はあ」
「そいで何だってえじゃあないの、どっかの工場でストライキでもすると、皆でお金を出し合ってすけてやるんだってね」
「へえ」
「いくらでも出さなくちゃあならないんじゃあ困っちゃうね」
「ええ」
夜の大雨の心持
一九二五年九月二十九日より三十日まる一日降りつづいた大雨についての経験。
大抵一昼夜経てば天候は変るのに、その雨は三十日になってもやまず、一日同じひどさ、同じ沛然さで、天から降り落ちた。雨の音がひどいので、自分の入って居る家以外皆家も人も存在を消されたように感じた。床についてから、洗い流すような水の音、二階の下は、そのザーザーいう水が走って流れて居そうな気がした。