Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Leggi 万葉秀歌 (まんようしゅうか) di 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 213.820 caratteri · 427 schermate

Aozora Bunko

「大丈夫とおもへる吾や」はその頃の常套語で軽いといえば軽いものである。当時の人々は遊行女婦というものを軽蔑せず、真面目にその作歌を受取り、万葉集はそれを大家と共に並べ載せているのは、まことに心にくいばかりの態度である。

「真袖もち涙を拭ひ、咽びつつ言問すれば」(巻二十・四三九八)のほか、「庭たづみ流るる涙とめぞかねつる」(巻二・一七八)、「白雲に涙は尽きぬ」(巻八・一五二〇)等の例がある。

○

千万の軍なりとも言挙せず取りて来ぬべき男とぞ念ふ 〔巻六・九七二〕 高橋虫麿

天平四年八月、藤原宇合(不比等の子)が西海道節度使(兵馬の政を掌る)になって赴任する時、高橋虫麿の詠んだものである。「言挙せず」は、「神ながら言挙せぬ国」(巻十三・三二五三)、「言挙せず妹に依り寝む」(巻十二・二九一八)等の例にもある如く、彼此と言葉に出していわないことである。

一首の意は、縦い千万の軍勢なりとも、彼此と言葉に云わずに、前触などせずに、直ちに討取って来る武将だとおもう、君は、というので、威勢をつけて行を盛にしたものである。虫麿の此処の長歌も技法に屈折のあるものだが、虫麿歌集の長歌にもなかなか佳作があって、作者の力量をおもわしめるが、この短歌一首も、調べを強く緊めて、武将を送るにふさわしい声調を出している。