Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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さんにんのそうまだいさく

三人の相馬大作

直木 三十五

Leggi 三人の相馬大作 (さんにんのそうまだいさく) di 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 32.603 caratteri · 66 schermate

Aozora Bunko

「恐入りまする」

「今一応取調べるが、その方の討取ったのは確に、相馬大作であろうな」

「はっ」

「よし退れ」

「お耳に逆らって、恐入ります」

右源太は、心の中で、微笑しながら、詰所へ退ってきた。

二十四

「大作が二、三人いる? 馬鹿なっ」

と、一人が、怒鳴った。

「いや、いる」

右源太は、はっきりといった。

「相馬大作は、下斗米将実では無いか? 平山塾へいって聞けばすぐ判ることだ」

「然し、下斗米将実だけが、相馬大作と名乗っているだけでは無い、外に――」

「昨日の相馬大作、あれ一人だ。あれが下斗米だ」

「では、拙者の討取ったのは、同名異人だと申すのか?」

「そこが判らん」

「判らずに――」

「いいや、大作は、中々の腕だからのう、世の中には、似た者が、いくらもあるし――」

右源太は、膝を立てて

「贋首だと申すのか」

と、怒鳴った。

「怒っては困る」

「不届ではないか? 上のお眼鏡まで、汚すではないか」

右源太が、こういった時、襖を開けて、足早に入って来た一人が

「昨日の大作は、本物でないぞ、あいつは、大作の弟子の関良輔という人物じゃ」

「ええ?」

右源太は、微笑した。そして

(俺は運のいい人間だ、そうだろう。