Classici giapponesi con furigana
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おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.279 caratteri · 238 schermate
ハハ(まだ笑いながらであるが、此処にこうしてやって来た話の、いきなり中心点から語り出したらしい)……部落常会の世話役も、俺あ、もうへえ、大概いやになりやした。大体、俺なんぞ、世話役なんぞやる器量で無え。百姓やりながら、おこさまの指導員やってる位が精一杯だ。もっとも、おこさまも近頃みてえじゃ、指導員もあがったりでやすがね。ハハハ。
百姓 ……(ポカンとして聞いていたが、やがて中年男の話の後半を全然無視して)喜十がとこじゃ、どうでも、それじゃ、甲府へ出るちうの諦めねえだか?(中年男、ひげ面でガクリとうなずく)……こねえだの寄合いで、あんだけ皆の衆から言われてもなあ?(中年男ガクリガクリとうなずく)……夏場忙しい時あ、村の家ごとに廻りもちで人手を出してやると言ってもかえ?(中年男うなずく)……うむ、……そんで、海尻の須山さんじゃ――?
中年 須山さんじゃ、はじめから言っている通りでなし。今更こんな山ん中へ入り込んで自分手であんなむずかしい二段歩からの水田を作りつづけて行く人手は無え。喜十がどうしても甲府へ出るんならば、致し方無え、丁度整理する時期も来ているで、銀行に渡してしまう……