Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
おりき
三好十郎の仕事 第二巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.279 caratteri · 238 schermate
野良さえ稼いでれば、金え溜めても仕方がねえと言った仁でさ。ただ、ボロッ着物や袋なぞのツクロイ仕事をするだけが、じょうぶ好きでね、雨や雪で、野良へ出られねえ日は、ヒジロんとこで、ボロ縫う、そんだけが道楽だ。だもんで、縫針や糸やなんぞにゃ、まるきし、目がねえ。まるで、へえ、女の子みてえに、針や糸ほしがる。そんでね、村の者あ、ばさまの所に来る時あ、針や糸持って来ちゃ、帰る時にこうして、置いて行きやす。(言いながら、自分の持って来た糸と若い女の針の包みとを、千歯のそばに置いてある箕の尻の出っぱりの上に置く)
女 (微笑)……いつか、おばさん、なにか、是非して見たい事はねえかって、聞いたらば、そう言ったですよ……スフやなんかで無え、丈夫な、そして白だの黒だの赤だの青だの、いろんな色の糸どっさりそろえて、思い入れ、ボロ縫って見たら、良え心持だらず――
中年 ハッハハハ。
青年 (これも笑いながら)……すると、先刻、この(と胸のポケットにチョット触って)裁縫の道具のことも――?
中年 そうだそうだ! ばさま、ヨダレを垂らしていたづら! アッハハハ。
女 ……(はじめて声をだして笑う)