Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

おりき

三好十郎の仕事 第二巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 第二巻 (おりき) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 119.279 caratteri · 238 schermate

Aozora Bunko

百姓 うむ、どっちへ行っても行ける。この辺の道なんぞ、有るような無いようなもんで、下手をすると甲州へ出やすよ。

青年 そうか、そいつはどうも――。なんしろ昨日から人っ子一人逢わないもんですからね、道を聞こうにも――どっちの方角ですか?

百姓 ……お前さま、全体どっちからおいでなすった?

青年 こっちから来たんですけど――(自分の歩いて来た小径の方を指す)

百姓 んだから、どっから来なすった――?

青年 はあ東京……横須賀から、東京へ寄って、そして――。

百姓 んだからさ、どこを歩いて――?

青年 (相手の言う意味がやっと掴めて)はあ、自分は、八ヶ岳を越えて――。

百姓 そうかい。それじゃ、海の口の牧場を通って来なすったずら?

青年 さあ、よくわかりませんが、……あれが牧場だったんですか? 柵で囲んだ所を通りました。

百姓 そうかい。……そうよ、野辺山なら、この草ん中あドンドン此の方角へ行きやすとな、いろいろ小径が有るがそんなもんに目をくれずとな、真直ぐに七八丁行くと、営林区の林道に突き当るから……林道と言っても草の生えた、そうよ、唐松の林を二間幅ぐれえに一直線に切り倒したとこだあ、それを左へ行くと直きに運送の道路に出るだから、それに附いてドンドン行くと、県道になるからな、それを右へ取って行くとひとりでに野辺山の駅だ。