Classici giapponesi con furigana
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りこんについて
与謝野晶子評論集
与謝野 晶子
Leggi 与謝野晶子評論集 (りこんについて) di 与謝野 晶子 (よさのあきこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 50.402 caratteri · 100 schermate
枝葉の事を弥聒しくいわれるよりは、忌わしい離婚沙汰などを出さぬように今の教育を根本から改めて、自ら夫婦相和して行かれる完全な人格を作る事を心掛け、教育家自身の迂濶と怠慢とを鞭撻せらるるように希望致します。
今の家庭や学校教育が頼みにならぬとすれば、若い女子自身が各々自分の「娘」時代を尊重して我手で立派な人格を修養せられる事が何より大切な急務だと思います。浅薄な表面の装飾や衒いでなく、全人格を挙げて立派に装飾し、それを女子の誇とするように力めねばなりません。美しい衣服を著るにも、読書をするにも、文学や美術を嗜むにも、常に立派な娘に成る、完全な人間に成るという心掛が必要です。かような自尊自負の心ある女子が軽軽しく他の誘惑に陥る訳もなく、離婚沙汰を惹起すような結婚を致す訳もなく、社交や処世において不都合を仕出かす訳もなく、夫に対しては貞淑な妻、子に対しては賢明な母と成り得るに違いありません。『更級日記』の著者は、東国の田舎にいた娘の時代から文学書を読んで、どうか女に生れた上は『源氏物語』の夕顔や浮舟のような美しい女になって少時でも光源氏のような情ある男に思われたいと、専らその心掛で身を修め、終に都に上って『狭衣』